給食の歴史
更新日:2012年11月20日
菊川小学校の開校100周年記念式典に向けて、給食の歴史を紹介しました。
昔の給食の再現メニューが3回にわたって給食に登場しました。
11月2日の給食
●日本で最初の学校給食の再現メニュー
(おにぎり・牛乳・鮭の塩焼き・煮浸し・みそ汁)
学校給食のはじまりは、山形県鶴岡市のお寺にあった忠愛(ちゅうあい)小学校です。
当時は、お坊さんたちが、お弁当を持ってくることのできない子どもたちに、お昼ごはんを食べさせていました。
忠愛小学校の給食は、現在の給食のように、学校で調理された食事を教室で食べていたそうです。
当時の代表的な給食は、おにぎり・焼き魚・漬け物でした。
11月9日の給食
●大正時代の再現メニュー
(五色ごはん・牛乳・味噌すいとん・りんご)
大正12年10月に、子どもたちの栄養改善のための方法として、学校給食が国から奨励されました。
大正時代の給食は、肉や魚などの主菜が少ないかわりに、炭水化物が多かったそうです。
当時の代表的な給食は、五色ごはん、栄養みそ汁でした。
11月12日の給食
●昭和20年代の再現メニュー
(コッペパン・牛乳・コロッケ・せんキャベツ・白菜スープ)
昭和25年に、日本の8大都市の小学校児童に対して、アメリカから小麦粉が贈られました。
これにより、初めてパン・牛乳・おかずがそろった完全給食が開始されました。
また、昭和29年には「学校給食法」が成立し、給食を教育の一環としてとらえていくことになりました。
当時の給食は、コッペパンが定番だったそうです。
11月13日の給食
●開校100周年お祝いメニュー
(赤飯・牛乳・いかのトウバンジャン焼き・ごまあえ・すまし汁・お祝いゼリー)
開校100周年を記念して、いつもより豪華な特別メニューの給食でした。
お祝いゼリーは、チョコレート味のゼリーに生クリームをトッピングしました。
現在は、栄養のバランスが考えられた、美味しい給食が出されるようになっています。
また、調理施設の整備が進み、バラエティに富んだメニューが登場するようになりました。