学校長より

　本校着任3年目となりました。日頃より保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、本校の教育活動に多大なご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
　昨年度は、新型コロナウイルス感染症の分類が見直され、社会が大きくコロナ前の状況を取り戻そうと急速に動いた1年だったように感じています。そして学校教育は、次なる時代を見据え、山積する課題を解決し、教育改革を力強く推進していくことが求められています。
　本校では、長きにわたり守り続けてきた校訓「独学自修」という言葉があります。先哲が「独学自修」という言葉にどんな思いや願いを抱き、どんな「未来」を描いていたのか、今、改めて問われていると考えています。
　この「独学自修」にこめられた真の意味を常に追い求め、問い続け、新たな「教育のカタチ」を創造することを学校経営の中核に据え、学校経営目標に、

「主体性」・「協働性」・「新たな価値」を生む教育の推進

を掲げました。そして、その具現化に向けた「業平小5つの教育ビジョン」として、
（1）「子供」を主語にする教育
（2）「子供」一人一人を認め、寄り添う教育
（3）「温かい厳しさ」のある教育
（4）学校・家庭・地域がそれぞれの責任を果たしながら一体となって子供を見守り、育む教育
（5）持続可能な社会の担い手を育てる教育
を定めました。
　特に今年度は、「自分が好き、みんなが好き」と思えるような自己肯定感を育むとともに、いかなる困難にも負けず、チャレンジし続ける子供の育成をめざします。
　また、子供たち自らが問いをもち、追究し、考え、表現し、さらに問いを更新していくことができる教育活動を推進してまいります。
　1年間どうぞよろしくお願いいたします。

校長　伊藤　康次