校長あいさつ
更新日:2024年4月24日
今年、2年目となりました校長の 吉岡 大司(よしおか だいじ) です。
まずはじめに、令和6年度から、本校には【I組】(チャレンジクラス)を開設しました。
I組とは、いろいろな理由で、教室になかなか足が向かない、学校に登校できない生徒のための学級です。I組には、各学年とも担任
の先生、副担任の先生もいます。9教科の学習もします。教室は、1階の視聴覚室と特別活動室になりました。SSRの教室は、応接室に
変更になりました。
そのような中、開花が目前と伝えられながらも、なかなか咲かなかった桜堤中の今年の桜ですが、入学式には間に合うように満開とな
り、令和6年度は177人の新入生と進級した2年生と3年生を合わせて、全校生徒515人となりました。学級数は、I組を含め6学級ずつ
となり、18学級に難聴学級の1学級を加えた19学級で、令和6年度がスタートしました。
さて、桜堤中学校は、旧「向島中学校」と旧「鐘淵中学校」が、平成25年4月1日に統合し、今年度で開校12年目となります。
また、本校は、隅田川に沿う「東白鬚公園」に隣接し、区内で最も広い土のグラウンドを有し、防災や環境に配慮した耐震設計の優れ
た施設となっております。歴代の校長先生や保護者・地域の皆様が創りあげてきた歴史の重みに、身の引き締まる思いです。
また、今年はコロナ禍ではない新学期を5年ぶりに迎え、今までコロナ禍により、社会と子ども達が切り離されていた中、今年は、人
と人との「つながり」や「体験の充実」を一層重視できることを目指します。特に、開校以来、文武両道の精神のもと、教育目標「確か
な知性」「豊かな感性」「健全な心身」を掲げ、地域や保護者の皆様とともに、1人1台のタブレット端末やICT機器を活用したデジ
タル学習を重視した教育を図ります。確かな学力の定着と向上の取組は、全ての生徒の可能性を引き出す「個別最適な学び」や「協働的
な学び」の実現を図るとともに、「あきらめないで粘り強く学習に取り組む生徒の育成」に取り組んでまいります。
今年度は、スローガンも、「つなぐ伝統 築こう未来」に変え、本校にも「変革」の風が吹くようしっかり風を読みたいと思います。
そして、今年度は、生徒も教師も、4つの「CHA」を合い言葉に進みます。これはチャッチャと物事を済ませることではないです。
コロナ禍で学んだ経験知を「CHARGE」チャージ(充電)し、「CHANCE」チャンス(好機)として捉え、「CHALLENG
E」チャレンジ(挑戦)し、「CHANGE」チェンジ(変わる)することも目指させたいと考えます。
そして、生徒一人ひとりが自己肯定感を高め、自分の未来を見つけられるように、「子ども達の思いを丁寧に聴く」そして、私たちか
ら「誠実に思いを伝える」ことの二つを心がけて、「今日から、自分ができる、自分にしかできないこと」を考えさせたいと思います。
そのことで、将来の夢をしっかり描き、実現できる生徒を一人でも多く育みます。これからは、この桜堤中学校のある地域に貢献でき
る人材として育成することを私達教職員の使命とし、地域に根付いた教育活動を行ってまいります。
今後とも、ご支援、ご協力の程よろしくお願いいたします。
令和6年4月1日 墨田区立桜堤中学校 第4代校長 吉岡 大司