第三吾嬬小学校の研究
更新日:2024年11月25日
令和6年度 研究主題「児童の主体性の育成 〜児童が主体となる「学習時間」の創出〜」
教育目標 「自立 自ら学び、考え、行動する人」の達成を目指し、第三吾嬬小学校では、令和4年度より子供たちの主体性の育成に着手し始めています。「子供たちの自己肯定感を高めたい。」「教師主導の一斉指導から、子供が学びの主体となる授業に方向転換したい。」しかしながら、これまでに自分たち自身も経験したことのない課題に立ち向かうのは一筋縄ではいきません。これまでの常識を覆すような、大胆なパラダイム・シフトが必要です。
そこで本校では、これまでの研究で培ってきたことをベースにおきながら、本年度から墨田区教育委員会研究奨励高の指定を受け、「児童の主体性の育成」をテーマに研究を行うことにしました。
令和6年度 研究便り「Be Proactive!」
令和6年度研究便り第5号(11月18日号)(PDF:183KB)
令和6年度研究便り第4号(10月1日号)(PDF:173KB)
令和6年度研究便り第3号(9月17日号)(PDF:175KB)
第三吾嬬小学校 『自学のすすめ』
令和6年10月15日(火曜日)
「宿題」から「自学」へ
本校では、教育目標の「自立」(自ら学び、考え、行動する人)の実現を目指し、児童が主体的に課題を発見し解決していく学習を推進しています。そのため、学校での一時間一時間の学習時間を充実させ、児童自身が学習時間の中で主体的に学習する学び方の練習をしております。家庭学習においても、これまでの先生から一律で課される「宿題」ではなく、児童が自分で課題を決め取り組む「自学」にしていきます。取り組み方や内容例を記載した『自学のすすめ』を配布し、全学級で家庭学習(自学)の仕方を指導しています。ご家庭でも参考にしてください。
令和6年9月28日(土曜日) 3年生総合的な学習の時間『昆虫展』
令和6年度第3回 学習時間研究会
令和6年10月2日(水曜日)3回目の学習時間研究を行いました。
2の3 算数 「三角形、四角形」
3の3 国語 「修飾語」
5の2 社会 「米作りの工夫」
西留先生を囲んで
【協議会全体会】
西留先生
「こども学習指導要領」の紹介
・単元のゴールの参考に使える
・「高知県授業づくりBASICガイドブック」 高知県教育センターから入手可
この通りやっていって、早くここから脱却していく事が大事
今日の様子
・毎回の変化が嬉しい 子どもの表情が柔らかくなっている
・全体で頑張るべきは、脱「一斉授業」
・学習リーダーは難しく考えない。単純な言葉を使う。使う言葉は8種類くらいしかない。
短い言葉で次の学習ステージを紹介していく。
難しいところは、先生が入ればいい。
・全員の話し合い 全員の意見発表があったか? 全体の話し合いの仕方は7通りある。
2の3 算数
・すぐに目当てを書いたのが良かった。解決活動に時間を取りたい。
目当ては先生が書いても良い。子どもが慣れていない時には、そこに時間をかけない。
・前時の振り返り、ぶつぶつタイム 立たせてやったほうがいい
3の3 国語
・先生が座っているのが良かった。子どもに任せるから、先生が座っている。
・台本は簡単なもののほうがいい。
・全体での学び合いに焦点を当てていくのが今後の課題か?
5の2 社会
・子どもが成熟してきた時の目は変わってくる。この調子で進めてほしい。
・中間報告の後、見て回ったことをホワイトボードに書くとき、ペンの色を変えると良かった。
・3色マーカーを使って、他のグループを見た足跡を残す。
全体的に
・他のグループを見に行った時、メモを取る癖をつけておきたい。
・学校でメモする癖をつけさせる取り組みをすると良い。
2の3算数
3の3国語
5の2社会
学習活動案
第3回学習時間研究 5の2社会
5年生 「米作りの工夫」についての学習
令和6年度第2回 学習時間研究会
令和6年9月18日(水曜日)5校時、第2回学習時間研究会を実施しました。今回は、公開する4クラス以外の児童は下校させ、それぞれの分科会を中心に子供たちの学習の様子を参観しました。
2の1算数「十の位が0の時の引き算」
3の1図工「クギクギマン」
4の3国語「学級新聞を作ろう」
6の3国語「物語を書こう」
年間講師の西留安雄先生
学習時間の参観の後は、協議会を行いました。
1 全体会(西留先生)
・学習時間にリズムがあるといいと感じた
・ワールドカフェ方式が有効 自由に歩き回って、意見を交換する ジグゾーに似ている
・ふりかえり 「今日の授業で一番感動したことは?」というのも良い
・めあて 子供から出なかったら、教師が出せば良い。教科によっても異なる。国語は教師でも良い。
・学習課題を作るツールが必要
(1)本時でつけるべき力の提示
(2)板書グッズ
(3)指導計画の提示
(4)教科ごとのキーワード(の提示)
・子供が手を挙げて発言するのではなく、自然にどんどん声を出す。
・子供同士の「反応」が活発になってくるといい。
・自分が声に出して読むことが大事。(問題を書き終わったら、立って読む。)
・葛飾区が「子供学習指導要領」を作成した。参考になる。
全体的には、「子供が動き始めたな」という感じがした。
2 分科会
【低学年】 2の1算数
I自評 子供がいろいろな考え方をしているのが驚いた。
西留先生
・全体で集まったが、集まらなくても良い。いくつかのグループがくっついて話すのでも可。
・挙手を減らしながら、自然体に発表できるようになるといい。
I ?みんなが一斉に話してうるさくなってしまったらどうするか?
→ 話し合いのルールづくりをする。
・前に座らせたのは、席にずっと座ってなければならないのを変えるため。
・「キーワード」を活用する。自分たちの考察やまとめ キーワードが1回の学習時間に3回旅をするとよい。
・前時のふりかえり 全員が話す機会を与える。
【中学年】 4の3国語
西留先生 子供たちがやろうとし始めている。
・リズムを大切に。
・問題やめあてを書き終えた子から読む、という癖をつけておく。
・言語活動 反応する「あいうえお」 発表する場所を決めておく。
・一斉指導をやめる。
H 今日は、大雑把な計画を立てたので、途中で修正が必要になってくると思う。
・自力解決もこだわり過ぎない。
・見通し、子供から出なかったら教師が出していい。
・キーワードは出しておく。子供が気づいたものは後から加えていく。
・課題を問いかけ調にしていくととっつきやすい。
【専科】 3の1図工
・板書がかわいかった。
M 中休みに、学習時間の準備を始めた。
学習リーダー7名ぐらいやりたいと言って始めている。
・子供が書いた板書でとても良かった。
西留先生
・クギクギマン という言葉が良かった。
・子供の目が輝いていた。他の教科もああなるといい。
・みんなが参加している姿。
・作業の時間を増やすために、学習課題などは初めから貼っておけば良い。
M 司会が頑張っていたが、うまく進行ができなかった。
教師が声をかけた。
みんなで確認することがうまくできなかった。
・だんだん形にはなってくるので、焦らず。
・全体でまとめようとしても、学習の流れで流れてしまうこともある。グループでまとめるのも良い。
M 全クラス学習リーダーをおく、というのを校内で統一した方が良い。
・初めはできる人からやれば良い。
・子供たちが目が肥えてくる。
【高学年】 6の3国語
・先生の実力に子供がついていけたら良いと感じた。
・板書の半分に山型の指導計画が貼ってあって良かった。
・キーワードはいつも掲示しておく。いつでも使えるようにしておく。
・全員参加、全員参画型にしたい。
・最後に全体でやらなくてもいい。(国語の専門家は別のことを言うかもしれないが)
・立ち歩く機会をもっと与えたい。
M自評
一人一つは必ず作る、と頑張らせている。
早く終わった子から、先生役をやったりする予定。
・学び方を校内で合わせていくと、新しい教員が来たときにぶれなくなる。
・手のかかる子に学習リーダーをさせてみると良い。
その他、質問
キーワードは、既習事項のみにするべきか本時に学ぶことも出すべきか?
・その時間に、「今日のキーワードは何んですか?」と考えさせることもできる。
・初めは、先生が出しておけば良い。
・出し惜しみしないでいい。それを3回も使っていけば、良い学習になる。
2の1算数
3の1図工
4の3国語
6の3国語
「学習活動案」
第2回目の学習活動研究は同時に4クラスで実施しました。
第2回学習時間研究 3の1 図工
児童の学習リーダーが、図工の学習時間を進める様子です。
第2回学習時間研究 2の1算数
102ー56のように、十の位が0の時の引き算の筆算の方法を考えました。
令和6年度第1回 学習時間研究会
3年生国語
令和6年9月10日(火曜日)、今年度第1回目の「学習時間」研究会を行いました。
教師が主導する「授業」ではなく、子供たちが主語となる「学習時間」を創出するために、「三吾学習スタンダード(ベーシック)」に基づき、児童の学習リーダーが進行する学習にチャレンジを始めました。
【5校時】
1の1 算数「どれが多いかくらべる」
3の1 国語「ポスターの工夫点を探る」
【6校時】
5の1 国語「ディベート」
6年算数少人数 「割合」
教師用の「指導案」ではなく、あくまでも子供が主語になる学習時間のための「学習活動案」を作成し、公開クラス以外は自習体制にして、低学年・中学年・高学年・専科に分かれて学習時間研究を行いました。協議会も全体会は行わず、講師の西留安雄先生を囲んで各分科会ごとに、本日の学習時間検討と、今後のことについて35分ずつ話し合いました。
5年国語
【低学年部】
1年生
・1週間前から学習リーダーを活用した学習を始めた
・ホワイトボードの活用 大きさの違う果物を数で並べるのがうまくいかない
西留先生
・課題解決学習の大枠は昔からやってきている。それを学校として統一してできると個別最適な学習スタイルが浸透する。
・課題の出し方 めあてを考えさせるのに時間をかけすぎる必要はない それよりも課題解決に時間をかけたい。
・指導計画を掲示しておく。子供から目当てが出ない場合は、それを使う。
・つけるべき力も掲示しておく。
・中心になることば → 「キーワード」として示し、みんなで使えるようにする
・教師の役割 できるようになるまでは遠慮せず「学び方は教える」
【中学年部】
3年生
・学習リーダーが進める学習は9月からスタート
・やってみたい人、と聞いて立候補したリーダーが進行
・今日は緊張していた感じだった
・リーダーだけでなく、それ以外の児童も自分ごととしてやれている
・時間が押せ押せになってしまったが、ペアやグループ活動がよくできるようになってきた
西留先生
・いい授業だった。子供たちのやる気が感じられた。
・最終的には子供が進めた方が早く進むようになる。
・キーワード「キャッチコピー」「字の大きさ」などが見通しに役立っていた
→ これが、話し合いやまとめに生かされるようにする 1時間で3回出てくる
・思考ツールとして、ボックスシートを活用 慣れてくるとうまくなる
→ 全員参加を促す方法
・現指導要領から「見通し」が重要視されるようになった
・めあての型 4種類
・考察方法の型 7種類
・最初はおちゃらけていても、だんだんと子供たちものめり込んでいく。
次回は、図工(3の1)
【高学年部】
6年算数少人数
・課題は難し目だった。あのシチュエーションの中でネガティブな自己主張が強かった。
5年国語
・教師不在だったが、すべて自分たちだけで進行し、主体的・対話的で深い学びが実現していた。
西留先生
・地方の復式学級の場合、子供たちが自分で学習せざるを得ない状況もある
・この指導要領から「見通し」が重要視された
見通し 「キーワード」「つけるべき力」「指導計画」が、学習時間が始まる前に提示しておく。
・学習の手順の見通しが必要
・本校独自の考察の方法をつくりあげる
・学習の苦手な子供が、学習リーダーを経験する必要がある
・一斉授業の中では救えない子がいる
次回の学習 6の3国語
「学習活動案」
教師主導の「指導」から、児童主体の「学習時間」への転換を図るため、従来の「授業」や「指導」という用語を改めるところからはじめています。「研究授業」の「指導案」ではなく、「学習活動」の「学習活動案」を作成しています。
5の1国語
夏に遊びに行くなら「海がいいか」「山がいいか」 ディベートを行いました。
当日、担任が不在でしたが、学習リーダーを中心に自分たちだけで学習を進行し、最後まで自分たちだけで行いました。
3の1 国語
3年生は9月から本格的に「三吾学習スタンダード(ベーシック)」に基づき、学習リーダーが学習を進行する学習時間に挑戦を始めました。
1の1 算数
1年生も「三吾学習スタンダード(ベーシック」に基づき、自分たちで学習を進めることにチャレンジを始めました。
児童が主体となる「学習時間」 (動画)
R6#66 3年体育 「OPPシートを活用した学習時間(単元1時間目)」
R6#29 4の3理科 「ゴールを明確に示して、児童に任せる活動」
R6#24 2の2,1の3国語 「アクティブに動き回る学習」
令和6年5月28日(火曜日)5年生算数(少人数)における「児童が主体となる『学習』」
令和6年5月22日(水曜日)2の2国語、30日(木曜日)1の3国語における「アクティブに動き回る学習」
令和6年5月31日(金曜日)2の3国語における「協働的な学びに見える主体性」
令和6年5月30日(木曜日)5の1国語における「教師の役割『見取りと評価』」
4の3理科における「ゴールを明確に示して、児童に任せる活動」
令和6年5月31日(金曜日)5の3道徳における「児童が進める学習時間」
令和6年6月3日(月曜日)6の1体育における「仲間と協力してつなぐ」
令和6年6月5日(水曜日)4の1社会における「自由進度学習に向けて」
令和6年6月24日(月曜日)4の2体育における「児童が主体的に進める学習時間」
令和6年7月10日(水曜日)
今日は、墨田区教育委員会の皆さんが、本校の算数の授業を見に来てくださいました。児童が主体的・対話的に深い学びを実現している様子をご覧いただきました。
今年度の研究推進
令和6年11月22日(金曜日) 研究全体会(P)
2年生活科
1 今年度のPBL(課題解決学習)としての生活科・総合的な学習の時間
1年生 生活 植物を育てる 朝顔以外の種をいくつか用意し、自分たちで選択 うまくいかなかったのもあった 保育園児との交流
運動会、学芸会を見に来てもらう 1月、小学校の紹介をする
学芸会 小道具作りも自分たちで考えて作った 自分の役に応じたものを作っていた
2年生 作って遊ぼう、動くおもちゃ の第1時をやった どれを作るか、同じものを作るもの同士で材料などを考えた
後半では1年生を招待して、おもちゃランドをやっていく
3年生 前期、昆虫展をやった 社会の学習と関連させて、調べたり体験したりしたい
4年生 目指せ観光大使 食中毒予防についても学習 学芸会に向けて 実行委員を中心に進めている 台本にない部分の踊りを考え
たり、道具を自分たちで考えて作るなど 図工の先生に交渉に行ったり
5年生 那須甲子に向けて 係ごとに子供たちが考えて実行 学芸会 米作り、脱穀体験
6年生 学芸会、子供たちの役割を主体的に選んで考えている ふれあいサロンで高齢者と交流 国語と結びつけて、SDGs や
社会問題に目を向けて
2 3年生 「昆虫展」の報告
・理科の学習 昆虫の学習後、教員から「昆虫展」をやらないかと声をかけた やりたい! 特にイメージが湧いてやる気が出てきた
実行委員を募集 学年の目当てを考えたり、クラスの司会を務めたり 学級によって雰囲気が違う
・企画運営ができた
・係活動につながっている
・感想に、友達の作品を書いている子が多かった
・こちらから提示した「昆虫展」だったが、子供達は「昆虫祭り」の感じになった
・計画書のわくは教員が作った
・教員がどこまで手を出すべきか、悩みながら進めた
3 指導・講評 上智大学教授 澤田 稔先生
○子どもに任せて、というところから始まった
・やってみた実感は? 手応え、課題意識など (各学年で)
1年 張り切って始めたが、モチベーションを持続させるのは難しかった
2年 街探検 まとめ 新聞を作ったりしたが、長くなると忘れてしまう
4年 やりたい、という意思は出てきた 方法など、自分たちから出てくるか?
5年 那須甲子は自分たちがやりたいからやっていた 学芸会は、まだやらされている感がある子もいる
6年 挑戦しようという気は高まったが、3割くらいができない
○どんな要素があるとうまくいく可能性が高いか?
・multiple entry points 複数の入り口
一人一人の子供の持ち味 が見えてくる学級経営ができているか?
・Exhibition 学習発表会 本物のオーディエンス 晴れ舞台を用意すると頑張る
・assessment as dialog. 対話としての評価 遠慮せず「きみ、もっと頑張れるんじゃない?」という
先生は子供たちの一員として、意見をする 対話の継続としてやっていくといい
○こういうことやると、必ず批判もくる
→ 本当の、深い学びになっているかの証が欲しい
子供達に説明させる 自分たちの一生懸命作ったものは説明したがる
・我々の声かけは全てアセスメント
全体会
澤田教授
令和6年6月25日(火曜日) 研究全体会(P)
上智大学教授 澤田稔先生
1 プロローグ
研究の進め方として、授業を見た後の評価をどうするか? 2種類のアプローチがある。
「工学的アプローチ」 目標準拠、目標を達成したかどうかを中心に評価する
「羅生門アプローチ」 映画「羅生門」、芥川小説「藪の中」のように、様々な側面をゴールフリーに評価する。
→ 今日の研究会は「羅生門」的に進めたい。
2 本日の各クラスの様子について
○教室に入ると、子供たちが話しかけてくる 子供たちは興味津々
○外国の学校と比べると、ひとクラスの児童数が多い。アメリカの倍。
○「児童中心 子供に任せる、委ねる」に入る前に学級経営の落ち着きが前提。
→ 学級の中で、居場所、所属感、「このクラスで良かった」という感覚があることが前提。
→ 全体の落ち着きが子供の声のトーンに現れる。
→ そういう意味では、学級経営が安定しているベテランの学級こそ、(子どもに任せることに)挑戦してほしい
【5の1 総合 那須甲子新聞の発表会】
・2回目 ・くじで決めたグループ
○ 机を外に出して、床に座って発表を聞く。 → 特別感がある(机を出すシーンから始まる)
・地べたに座る → 多動系の子には良い
○ 先生が見ていないところで子供たちが進める → 任されている感
【5の2 特別活動 当番活動】
○ 係活動の名前が面白い!
みんなリーダー 子供たちの社会ができている
○ 当番を自分たちで決める
・はじめに、どんな活動が必要か考え、どこに行きたいか考えた
・「うーたんいーつ」は、「配達」→「ウーバーイーツ」→「著作権」→「うーたんいーつ」
→ すでに主体的・対話的で深い学びになっている
→ 子供たちに任せたからこそこのような発想が出てくる
→ 学級経営がうまくいっていることが前提
○ 帰りの会
・ 教師が前に立っていない。 → 子供が中心、というスタイル
【3の3 総合 昆虫展を作ろう】
・図書室で、お気に入りの昆虫を探した
・昆虫展をやろう
・「何をやりたい?」→ 作るものを考える
・ウェビングで板書(教師)
○ ガヤガヤのトーンの程度に注目する
→ 話し合いがうまく進んでいるガヤガヤ感と、そうでないものがある。実質的な話し合いができていると、自分たちでちゃんと聞く、話すができる。(目的意識とやりたい感があれば聞く)
○ 細かいメモをとっている子 → 細かく計画している
○ 子供が楽しんでいるか ダイナミックな学習になっているのか 型にハマってしまっていないか
○ ダイナミックな生活・総合にするために
・調べ学習だけになっていないか
・生活・総合は遊び「真剣に遊ぶ!」
☆教師が身につけさせたい資質能力を押し付けるのではなく、「遊び」の中に資質能力をみとることが大事!
○ 話し合いの途中で教師が話したいことを聞かせるとき
H先生「ちょっと耳かして」 (静かにさせたい、が命令ではなく、提案になっている)
→ できるだけ子供との関係をフラットにしたい。コミュニケーションの雰囲気が変わる。
【1の3 図工】
○ 素晴らしい発想の作品
・ 工夫を話をさせる 教師が価値づける声かけをする(メタ認知がつく)
・ 子供が作りたいもの、やりたい物の中に、教師が、どう資質・能力を見つけられるか。
5の1の様子
5の2担任
3の3担任
1の3担任
令和6年5月29日(水曜日) 研究全体会(S)
西留安雄先生
【講演】
学習指導要領が求める学習スタイル
・一斉指導だけではなく
・先生が説明するだけではなく
子供の側に立つ授業
全員が活躍する授業
なぜ今「課題解決学習」への転換が必要なのか?
→ 学習指導要領に示された法的根拠
第1章1の(2)(3)アクティブ・ラーニング
第1章第2の2(1)教科横断的な視点に立った資質・能力の育成
第1章第3の1(1)問題解決的な学習過程の充実
第1章第3の1(6)自らが課題や学習活動を選択する機会を設ける
第1章第3の1の(2)言語環境の整備と言語活動の充実
第1章第3の1の(4)見通しを立てたり、振り返ったりする学習活動
第1章第4の1の(4)グループ学習、繰り返し学習
第1章第3の2の(1)児童による学習活動としての相互評価や自己評価
【実践演習】 3年算数 割り算
(模擬授業をやりながら、どのように課題解決学習を行うかを検証)
【実践事例を見て】
子供が授業準備をしてくる例(高知県)
アクティブに動く学習の例(沖縄県)
中学生の例
できるだけ、課題解決学習に挑戦してください。
やり方は一つではなく、自分たちが作り出していけばいい。
学習指導要領に示されている学習スタイル
3年生算数 模擬授業
令和6年5月14日(火曜日) 第1回研究推進Sチーム・リーダー会 西留 安雄先生
2019 ベーシック
2021 学び方を知る
2024 自力解決の順番を変える
「三吾スタンダード」のために 大事なこと
1 わからない子に焦点を当てる
わかる子は ヒントを出す方に
2 指導計画を子どもに知らせる
3 子どもは見通しをもつ
学習方法 何を使って=「アイテム」
4 グループ学習を繰り返す
一斉指導には戻さない 先生が黒板の前に立たない
5 分かった できた 子を見逃さない
*学び方を変えよう!
めあてとまとめの整合性 めあてを書いたら、すぐにまとめを書く
自立解決と集団解決の工夫 逆転
グッズ = いただいた資料にある
ICT活用の理想の姿 バラエティにとんだ姿ICT 本 ノート など
「キーワード」 の活用
これまでの校内研究のイメージを変えてほしい
・大変な指導案は書かない
・教材研究は、子どもが行う
・教材は作る 計画を作る など 子どもがやる
・7リーダーを作り、先生は前に出ない
・指導案は作らない 略案
・他学年が授業を見にいくようになると強い
→ このやり方をやれば 生徒指導がなくなる
令和6年4月24日(水曜日) 第2回研究全体会
子供に何かを教える時には、学ぼうとしていることが「意味のあること」である必要があり、それを子供に伝えて行く必要がある。
この研究も同じように、意味のあるものにしていきたい。
目の前の子供と付き合いながら探っていくために、準備期間はなしにして、探りながら研究を進めていく。
【講演内容】
紅白歌合戦の視聴率が80%だった時
・校内研究の背景
みんなの好きなことや知っていることが個共通していた。→一斉授業がやりやすかった。
職業生活、市民生活の変化、多様化によって、一斉授業から子供の主体的な思考・判断・表現を重視する、子供主体の授業へ
平等・公平・社会的包摂
多様な子供がいる中で、公平に、合理的な配慮で、ということには、子供は「ずるい」と言う。→社会的包摂(social inclusion)の視点で指導していくこと
子供達にどこまで任せるかを迷ったときは、任せすぎる方を選んでみてほしい。
成功ばかりを目指そうとはせず、任せてみて得られたことに着目していく。
【今年度の生活・総合の計画】
1年生:アサガオ 保育園生との交流
2年生:おもちゃを動かす 作る、楽しませる
3年生:昆虫展を開こう
4年生: 好きな都道府県の観光大使 観光PR 後半:健康に絡めて
5年生: バケツ稲 JA山形との協力 米を育ててみたい、専門的な人の話が知りたいなどの声が出た時に呼ぶ 誰かに米を食べさせたい、その対象は自由
6年生:前期 日光、教科と絡めて 福祉、地域、SDGs
最後の晴れの舞台を子供と相談してほしい
そこに向かって、探求をしさせる
そのために、子供に良い「困り」を持たせる仕掛けをしていく 困難を乗り越えようとする経験を積み重ねることで、その力が身についていく。
令和6年4月12日(金曜日) 第1回研究推進Pチーム・リーダー会 澤田 稔先生
令和6年4月4日(木曜日) 第1回研究全体会
令和6年4月4日に行われた研究全体会での、校長プレゼンテーションの資料です。
これまでの研究についてはこちらから
令和5年度 研究だより 「Be Proactive!」
5年度の研究
令和6年3月13日(水曜日) 令和5年度第11回研究全体会
今年度最後の研究全体会を開催しました。今年度の成果と課題を確認し、今年度見えた児童の主体性についてグループ討議を行いました。また、来年度の研究推進についての方針を確認しました。
研究全体会の中で行われたグループ討議の様子を紹介します。
令和6年2月21日(水曜日) 第10回研究全体会
第3回研究授業(2の2算数、3の3理科、5の2体育)
令和6年1月31日(水曜日)に実施した、今年度最後の研究授業です。三つの学年で授業を行い、児童の主体的な学習活動について研究を行いました。
令和6年1月31日第3回研究授業・協議会 当日の様子(写真)(PDF:1,068KB)
令和6年1月31日(水曜日)に行われた研究授業の指導案です。
令和6年1月23日(火曜日) 墨田区教育委員会「特色ある学校づくり推進校実践発表会」
令和5年12月12日(火曜日) 第2回研究授業 5年・総合 「リーダー・イン・ミー」
令和5年12月12日(火曜日)に5年生で実施した、第1回目の「リーダー・イン・ミー」の授業です。第1、第2、第3の習慣について簡単に紹介した後、自分にとっての最優先事項を決める活動を行いました。
令和5年12月6日(水曜日)に行われた6年生算数の授業です。ホップクラス担当のE教諭は、西留先生に教えていただいたやり方を参考に、児童が主体的に、協働的に学ぶ算数の授業に挑戦しました。
令和5年11月29日(水曜日) 研究授業 5年・理科
令和5年11月15日(水曜日) 第7回校内研究全体会
令和5年11月15日 研究全体会の様子(PDF:525KB)
令和5年11月15日(水曜日)、日本新たな学び方研究開発ネットワーク会長、高知県7市町村研修集アドバイザー、東京都板橋区幼竹(わかたけ)幼稚園長の西留安雄先生をお招きして、児童が主語になる学習を可能とする授業改善についてご講演いただきました。
令和5年11月28日(火曜日)、通りがかりに見た3年生の算数少人数クラスの様子です。西留先生がお話しされていた学習リーダーが進める授業にチャレンジしていました。
令和5年8月30日(水曜日) 第6回校内研究全体会
第6回目の校内研究全体会は、前回に引き続き、研究の柱の一つ「リーダー・イン・ミー」について、フランクリン・コヴィー・エデュケーション・ジャパンのインストラクター・間宮歌子氏を招いて「7つの習慣」についての講義・演習を受けました。今回は、主に「第4の習慣」「第5の習慣」「第6の習慣」について学び、自分たちの職務の中から「重要でないのに緊急だと思ってやっていること」をあぶり出し、「緊急ではないけれど、重要なこと(本当に大切なこと)」に時間を回すことができないかを考えました。
令和5年7月28日(金曜日) 第5回校内研究全体会
第5回目の校内研究全体会は、研究の柱の一つ「リーダー・イン・ミー」について、フランクリン・コヴィー・エデュケーション・ジャパンのインストラクター・間宮歌子氏を招いて「7つの習慣」についての講義・演習を受けました。夏休み中に行われる2回の研修のうち、1回目です。今回は、主に「第1の習慣」「第2の習慣」「第3の習慣」と「第7の習慣」について学びました。
令和5年7月13日(木曜日) 第4回校内研究全体会
第4回目は横浜創英中学・高等学校で校長補佐として学校改革に取り組まれている山本崇雄先生にご来校いただき、「子どもを自律した学習者に育てるために私たちにできること」という演題で、ワークショップを交えた講演をしていただきました。
山本崇雄先生プロフィール
複数の学校、企業と雇用契約を結んでいる二刀流(複業)教師。都立中高一貫教育校を経て、2019年より横浜創英中学高等学校(2022年度より校長補佐)、新渡戸文化中学校・高等学校、浜松開誠館中学高等学校の他、日本パブリックリレーションズ学会理事長、GRASグループ、News Picksなど複数の団体・企業でも活動。Apple Distinguished Educator、LEGO(登録商標) SERIOUS PLAY(登録商標)メソッドと教材活用トレーニング終了認定ファシリテータ。「教えない授業」と呼ばれる自律型学習者を育てる授業を実践。教育改革や子どもの自律などをテーマにした講演会、出前授業、執筆活動を精力的に行っている。検定教科書『NEW CROWN ENGLISH SERIES』『My Way』(三省堂)の編集委員を務めるほか、著書に新刊『「学びのミライ地図」の描き方』(学陽書房)『なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』(日経BP社)、『「教えない授業」の始め方』(アルク)、『学校に頼らなければ学力は伸びる』(産業能率大学出版部)ほか、監修書に『21マスで基礎が身につく英語ドリルタテ×ヨコ』シリーズ(アルク)がある。
令和5年6月7日(水曜日) 第3回校内研究全体会
第3回は、第1部として目指すべき児童像を考えるために「主体的な児童の姿」について、ワークショップ形式で話し合いを行いました。その後、第2部としてフランクリン・コヴィー・エデュケーション・ジャパンの高橋さんから「リーダー・イン・ミー」についての紹介を受けました。
令和5年5月31日(水曜日)第2回研究全体会 「白石副校長の実践紹介」
白石哲也副校長 「主体性を育む授業の実例」(PDF:616KB)
第2回目は、主体性の育成のために具体的にどんなことができるのかを、白石副校長先生の実践を例に考える時間をもちました。実践例なので、大変わかりやすく参考になる講義でした。
令和5年4月19日(水曜日) 第1回研究全体会 研究開き特別講演「主体性の育成」 松尾英明先生
「主体性の育成」 松尾英明先生(「不親切教師のススメ」著者)(PDF:1,042KB)
本年度の研究を開く貴重な第1回目の全体会は、『不親切教師のススメ』の著者であられる千葉県公立小学校教諭・松尾英明先生にご講演をいただきました。これから研究を進めていく上で、大変貴重なご指導をいただくことができました。
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